秋田音頭

秋田音頭

檜山(桧山)は地名です。
秋田県能代市檜山は、戦国時代、現在の秋田市を含む秋田県の中央から県北一帯(秋田市・男鹿市・潟上市・能代市山本郡・北秋田市北秋田郡・大館市・鹿角市鹿角郡)を領地とした秋田安東氏(1452年〜1602年)の本城があった城下町です。室町時代中頃から江戸時代の終わりまで、秋田県能代市山本地方の中心地として栄え、檜山城跡は国の指定史跡となっています。

檜山納豆(わらづと:藁で造った苞)は、檜山城主秋田安東氏時代(1452年頃から1602年)に下級武士の家計の一助に製造したのが始まりと伝えられ、その独特の風味から檜山納豆と呼ばれ、その製造も代々子孫に引き継がれてきました。江戸時代初期に作詞されたという民謡「秋田音頭」に

 ♪秋田名物 八森はたはた 男鹿で男鹿ブリコ

能代春慶 檜山納豆 大館曲げワッパ♪

と唄われているところを見ると、江戸時代前から檜山で納豆造りがあったと考えられます。
 

大豆畑と白神山地
納豆の充填作業